アルバイトでも有給は取得できる!条件と賃金を再確認しよう

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正社員には有給があるものと認識しているけど、アルバイトに有給なんてあるのかな?

そう思うかもしれません。アルバイトをしている人で有給をとっている人の話もなかなか聞くことはありません。

しかし、アルバイトでも有給を取得することは可能です。

 

この記事ではアルバイトにおける有給についてです。

アルバイトの有給休暇

アルバイトの有給は、労働時間が正社員と比べて少ないのでもちろんその分有給を取得できる日数は少なめです。

また、アルバイトの有給休暇の付与される日数は、勤務日数によって変動する仕組みです。以下がアルバイトの勤務期間とそれに伴う有給取得可能日数なので、参考にしてみ

ましょう。

週所定労働日数4日(1年間の所定労働日数:169~216日)

・継続勤務年数0.5年……7日間
・継続勤務年数1.5年……8日間
・継続勤務年数2.5年……9日間
・継続勤務年数3.5年……10日間
・継続勤務年数4.5年……12日間
・継続勤務年数5.5年……13日間
・継続勤務年数6.5年以上……15日間

週所定労働日数3日(1年間の所定労働日数:121~168日)

・継続勤務年数0.5年……5日間
・継続勤務年数1.5年……6日間
・継続勤務年数2.5年……6日間
・継続勤務年数3.5年……8日間
・継続勤務年数4.5年……9日間
・継続勤務年数5.5年……10日間
・継続勤務年数6.5年以上……11日間

週所定労働日数2日(1年間の所定労働日数:73~120日)

・継続勤務年数0.5年……3日間
・継続勤務年数1.5年……4日間
・継続勤務年数2.5年……4日間
・継続勤務年数3.5年……5日間
・継続勤務年数4.5年……6日間
・継続勤務年数5.5年……6日間
・継続勤務年数6.5年以上……7日間

週所定労働日数1日(1年間の所定労働日数:48~72日)

・継続勤務年数0.5年……1日間
・継続勤務年数1.5年……2日間
・継続勤務年数2.5年……2日間
・継続勤務年数3.5年……2日間
・継続勤務年数4.5年……3日間
・継続勤務年数5.5年……3日間
・継続勤務年数6.5年以上……3日間

どうでしょう?アルバイトでも意外と取れるもんなんだな、と思ったかもしれません。もっと詳しく知りたい人は、厚生労働省のホームページにも記載されているので参考にしてみるといいかもしれません。

アルバイトが有給を使ったときの給与額はいくら?

アルバイトでも有給を取得することができるのは分かったけど、有給を取得した日の給与額はいくらになるのでしょう?

土日は8時間ぐらい働くけど、平日は4時間ぐらいの時もあるしなあ・・・どこを基準に出されるんだろ・・・

 

実はこれは会社によって支給される額は違います。支給方法は主に以下の3つのどちらかです。

有給を取得する場合やした場合は、どの方法が適用されるのかを聞いておいた方が良いでしょう。

平均賃金

有給休暇を取得した日以前の過去3ヶ月の給料を該当期間の日数で割った金額を算出する方法です。

「有給取得以前3ヶ月に支払われた総額か÷有給取得以前3ヶ月の総日数」

  • 有給取得以前3ヶ月で稼いだ金額が180000円
  • 有給取得以前3ヶ月の総日数が90日

上記の場合、「180000円 ÷ 90日 =2000円」となり、2000円が支給されます。

通常の賃金

これは単純です。通常通りに出勤したと仮定して、その日1日分の給料を支払う方法。この1日分とは、本来働く予定であった時間分のことになります。

仮に、その日の勤務予定時間が6時間だった場合には、6時間分の給料が支払われるということです。

健康保険の標準報酬日額

普段受け取っている給料を基準に健康保険によって規定されている「標準報酬月額」を30で割った額(10円未満四捨五入)を支払うというものです。標準報酬月額について詳しく知りたかったら全国健康保険協会のホームページを見てみると良いです。

有給取得の条件は?

  • 働き始めてから6ヶ月以上経過していること
  • 80%以上の出勤率

出勤率が悪いと取れないですが、条件はそこまできついわけではないですよね。

自分も有給を取得できるということを確認しておきましょう。

有給を申請しよう

お店側も急に今週有給を取りたいんですけど・・・と言われても困るものです。だいたい1か月前くらい、シフト勤務制の場合はシフトが決定する前に伝えておきましょう。

有給の申請は、上記のように口頭だけでOKだったり申請書が必要だったりします。確認しておくと安心です。

 

なかなか「有給取りたいんですが・・・」申し出るのは難しいと思います。周りにとっている人がいないか確認してみると良いでしょう。

まとめ

アルバイトでも有給を取得することは可能です。

取りづらいっていうのはあるかもしれませんが、自分にも権利があることは確認できたのではないでしょうか。時には有給を使って、より良いアルバイト生活を送りましょう。