石鹸工場のアルバイトは持久力が人並み以上にある人に向いています

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大学生の頃に一年間石鹸の工場でアルバイトしていたことがあります。MAX石鹸という名前の工場です。
主に私が担当していた作業は箱つめでしたが、石鹸工場でバイトした一年間で良かった点と悪い点を紹介します。

石鹸工場の仕事内容

作業人数は20名ほどで、石鹸の検品と箱つめをしていく作業が主な仕事でした。

  • 小包装された石鹸を一個ずつ目視確認していく
  • 数名の従業員で箱ずめの流れ作業に従事する

主にこの2点に重点を置いて作業が進められます。

石鹸工場でアルバイトして良かった点

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マイペースで作業することができる

小包装された石鹸を一つずつ検品する作業はマイペースで作業できることです。
小包装された石鹸を目視確認していく作業は体力的には楽でした。ノルマも決められておらず気になる作業効率といえば周囲の作業員との比較位です。

石鹸がもらえる

年末に検品で弾かれた傷ものの石鹸を大量にもらえることです。
医療機関で使用する殺菌力の強い石鹸から、干支の石鹸まで色々と貰い親族に配りました。

定時に退勤

勤務時間が明確に決められており、定時には退勤できます。
予定よりも仕事が遅れている場合は翌日に仕事を見送っていたので残業は一切ありませんでした。定時の5時には帰宅できます。

お昼ご飯は会社からお弁当を注文してもらえます

お弁当を作っていかなくても格安の料金で社員さんのついでにお弁当を注文してもらえます。
食堂というほどの大きさでもないですが、現場の人が集まる食堂でテレビを見ながら食事が出来ます。
そのため仲間ハズレはありませんでした。

ノルマがない

石鹸の検品とはこずめの両者ともに決められたノルマはなく、唯一はこずめのラインで後ろの担当者にスピードが遅いと言われる位です。

休憩はしっかりある

いくら作業が終わらなくても休憩時間がきっちりと設けられている。
10時と15時に15分間の休憩時間がありました。学校の様な生活です。

上司の顔お色を伺う必要がない

周囲は全員パート若しくはアルバイトばかりで、上司がおらず顔色を伺う必要がない。従業員がみんな同じ立場あるために気兼ねが少ない。あるとすれば年齢に気を配る位です。

石鹸工場でアルバイトして悪かった点

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足元が冷える

作業工場のなかがコンクリート設計で冬場には足元が冷え込みます。

冬季は足底カイロや腹巻が必需品でした。暖房はありますが倉庫内の面積が広く暖房が行き届いていないことです。

給食作業員のような服

作業服と制服が工場作業員そのもので抜け毛予防の帽子を被ると給食作業員の様になります。白い帽子をかぶる様に義務ずけられていたけど、襟足がスースーして冬場は寒かったです。

作業対象の石鹸の運搬に体力が必要

会社には一口数十個で搬送されてきた段ボールをクレーンで運び、カッターで段ボールを開封するまでの作業が辛かったです。
途中入社で年配の男性が来てからは、ほとんどがその男性が担っていましたが、男性であっても体一つしかないからと苦労していました。

女性従業員ばかりの職場で気が楽

年齢差はあるものの女性従業員ばかりで女子校のような環境です。その中で唯一男性である上司がみんなにお菓子配ってご機嫌うかがいをしてくいました。私たちはお菓子がもらえてラッキーでした。

あまり周囲にアルバイト先を好評できない

石鹸工場でアルバイトしていることはあまり知られたくない職種でした。工場中の勤務だから近所の人目が気にならないと目論んだ人が、通勤姿を目撃されてばれたそうです。
方向からみて石鹸工場かクリーニング工場か二つしかないと指摘された、そんなエピソードもあります。

就業中は石鹸の匂いが気になる。

うっすらとした匂いであっても長期間かいでいると中毒に近くなることもありました。もう2度と石鹸の香りを嗅ぐことが嫌になります。
昼食が喉を通らないということになりかねません。

同じ作業の連続で飽きてくる

接客業と違い石鹸相手の作業で新しい出会いといえば、今回は〇〇メーカーからの△シリーズか位のものです。
時々石鹸が変わると新鮮な気分になります。

お局様がいる

良くも悪くも長期パートのおばさんには社員の男性も勝てないという都合があることも。なんでも社員さん並みのお給料を貰っているとかという噂がつきまといますが、誰もが一目おいている存在です。
目をつけられない様に距離を置くか、仲良くなるかどちらかの方法で切り抜けます。

石鹸工場のアルバイトに向いている人

  • 年齢問わず持久力のある人
  • 年齢差問わず人と世間話が長時間続く人
  • 匂いに鈍感な人

就業中はほぼ立ち仕事で、座る時間は休憩時間位です。持久力が人並み以上にある人が向いています。
石鹸の目視確認ではほとんどが視力を使って、口が暇になります。年齢差は関係なく世間話が上手な人が向いていると思います。
石鹸の匂いには慣れても、長時間嗅いでいれば中毒気味になることもありました。匂いの種類にかかわらず鈍感な人が向いています。

以上向いている人の特徴は3点です。これさえクリアーされた人であればつずくアルバイトだと思います。