映写室にしかない独特の空気感が魅力な映画館のアルバイト

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映画館の仕事といえば売店やフロアが目立つものですが、映画を移す映写という仕事もあります。経験がないと厳しい場合もあると思いますが、やはり映画好きには惹かれる仕事でしょう。

映画館の仕事内容

  • 映画館のアルバイトはチケット
  •  フロア
  • 映写

に分かれており、私は映写でした。映写での仕事内容は予告や本編フィルムの編集作業が主です。

他にやる事としては以下の様なことです。

  • 予告フィルムの管理
  • 上映前の試写・上映の準備
  • 開始、映写で使う機械等の清掃・管理
  • 上映中の作品の映像や音のチェック
  • 舞台挨拶の準備・当日のマイクやスポット担当、フィルムを配給会社へ返却

映画館で映写係としてバイトして良かった点

上映前の作品が見れる

上映当日にミスしていてはいけないので当日以前の、上映終了後に試写をします。深夜や夜明けに及ぶこともありますが、仕事なのでお給料を頂きながら映画が見れます。

映画がタダで見れる

一か月に回数は決まっていましたが、平日であればただで見させてもらえました。他の映画館でしか見れない作品も勉強という形で、視察証が発行され手続きをきちんと行えば無料で見させてもらえました。

映画に対しての楽しみ方が増える

俳優や製作者に詳しくなれたり、スピーカーを聞き分けたり、フィルム編集の上手い下手を見分けたり、映画の楽しみ方が広がります。

ハプニングに強くなれる

雷でブレーカーが落ちたり、事務所のミスで上映作品の手配ミスがあった時など臨機応変に対応する力が身に付きます。『なんとかせねば!!』と思う力が、その場を解決に導く力と、同僚との団結力があんなに感じられたことは他ではなかなかありません。

・舞台あいさつで俳優さん、声優さんに会える

俳優さんや女優さんはそのオーラに憧れましたし、声優さんはステージでの盛り上げ方が上手でお客さんが大喜びしていたのを覚えています。映写室からはステージは遠いのですが、一緒に楽しんで見させてもらってました。

映画館で映写係としてバイトして悪かった点

時間が遅い

普段でもレイトショーで終電ギリギリが当たり前ですが、試写のある日は終電に乗れないときが多いです。ゴールデンウィークやお正月は海外の大作が多く字幕・吹き替えと同じ作品が2・3本同時に届くときもあります。ハリーポッターやスパイダーマンを同じ日や二日続けて見て、始発で帰って夕方からまたアルバイトというのはきつかったです。

お客さんに会えない

他者とのかかわりが少ない それが良く思う人もいますが、直接かかわりを持つことはなく、他部署ともほとんど関わらず、淡々と窓のない空間で映写係同士で黙々と過ごします。

シアターが7~10ほどあるシネコンでは上映終了・開始が続き暇な時間はないので、それだけに集中して特定の人間同士だけで会話して一日が終わります。

映画館で映写係としてバイトするのはこんな人におすすめ

  • とにかく映画の好きな人
  • 基本的には夜型の人・夜更かしが平気な人
  • 視力聴力の良い人

お給料は安いので、映画が好きで仕方ない人でないと続かないと思います。また業界で上がっていける人もわずかです。 上映中はスクリーンの傷やホコリ・スピーカーの不具合やフィルムからのノイズ等を気が付かないといけないので、人並みには視力・聴力は必要と思います。

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