大手書店でのアルバイトは開店までが戦争です

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あの落ち着いた雰囲気のある書店。もしかしたら僕らが知らないだけであの裏側では、激しい戦いをしているのかもしれません。

書店の仕事内容

書籍の種類別に担当制、コミック・文庫・雑誌という様に。

私はコミック担当でした。

  • 店だし(納品された書籍を店頭へ、付録、シュリンク含む)
  • 店舗作り・・・担当者が全て考えて売り場を作ります。シーズン物やメディア化関連でその都度変えます。
  • レジ業務
  • インフォメーション・・・PCや出版社に直接問い合わせてお客様のお探しの書籍をその場で検索し注文予約を行います。
  • 発注・返本・・・大体1,5ヶ月~2ヶ月先の書籍を発注します。返本は毎日納品分くらいの量を返本します。

担当制ですがレジ業務とインフォメーションは時間毎にローテーションで回ってきます、なので上記全てが1日の作業となります。

書店アルバイトの良かった点

社員割引がある

もともとコミック好きだったため安く購入出来た事。 社員割引です、書籍以外CDやゲームなども購入できましたが大体10%引きくらいです。

試し読み

リサーチで多数のコミックを試し読み出来る事。 POPといってオススメコミックに紹介文等を書く作業のため、昼休みなどに流し読みしていました。

自由度が高い

担当制なので自由度が高かった為スキルが身につく事。

書店アルバイトの悪い点

開店までが戦争

開店時間の3時間前位から出勤します、冬とか暗いし極寒です。開店までに陳列作業を終えなければいけない為その日1日の体力をここで全て使うといっても過言ではありません。(コミックで多いと1000冊~1500冊を一人で準備します)

莫大な書籍の管理

自分の担当以外の書籍もある程度把握しないと、お客様のお問い合わせでご迷惑をかけるため日々リサーチでした。

腰痛

書籍はかなり重くそれを持ち上げる作業が頻繁なので腰をやられます、従業員の半分以上腰痛持ちです。

給料が安すぎる

上記の内容の割りに書店員の給料の安さがどの書店でも目立ちます。 私の書店は最低賃金でした・・・・。

書店員に向いてる人・向いてない人

色々なタイプのバイトの方を見てきました、専門店なだけに入れ替わりが激しかったです。 本を愛する人、当たり前ですが覚えることが多いのでまず本に愛着がないとスタートラインにたてません。 ここで挫折する方がとても多いです。 また接客業なのでコミニュケーション能力がある程度ないと本好きだけでは厳しいです。 人と接する事が好きな方は、お客様とマンツーマンで対応することが多いので楽しいしやりがいがあるのではないでしょうか。

最後に

インターネットが普及して書籍業界の売り上げはどんどん低迷しています。 「手にとって見つける」という文化が楽しめる街の本屋さんが少しでも存続していけることを願っています。
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