大学生1年生の頃、約1年間にわたりスーパー銭湯ですアルバイトをしました。最近何処の地域でも増えてきたスーパー銭湯ですが、色々と大変なこともありました。
スタッフとして働いたときの1年間で感じた良かった点と悪かった点を、ここで少し紹介していきます。
スーパー銭湯の仕事内容
私が主に担当していた持ち場はフロントとお風呂でした。
フロントの仕事内容
- フロントに一人で配置され、来館者から入場券の受け取りを行う。時には利用方法の説明を行う。
- 来館者にタオルなどの備品の受け渡しと退館時には返却品の受け取りを行う。
お風呂の仕事内容
- シャンプーなどの備品の管理
- サウナなどの温度管理や塩の補充
- 脱衣所の清掃
仕事内容はほぼこんな感じでした。交代制で勤務していましたね。時間が来れば交代で勤務中に何クールかまわりました。
スーパー銭湯でアルバイトして良かった点
勤務後はスーパー銭湯に無料で入浴できる
シフト制なので仕事が営業時間よりも早めに終わる時は、無料で銭湯に浸かって帰りました。もちろん常連さんには、見つかってしまうデメリットもありました。
常連さんに身体を見られたくないという理由で、混雑時は避けて入ります。
平日の昼間は来場者が少なく、フロント勤務は楽でした
リラクゼーション受けつけ担当者やお客さんと世間話しをすることも許されていました。
随所時間制で交代すると、動き回れので疲れにくい
勤務中に時間制で勤務場所を交代するため、脚が痛くなったり腰痛になったりという職業病が少ないことです。気分転換にもなります。
常連さんと仲良くなれる
銭湯には毎日入浴に訪れる常連さんがいます。仲良くなると仕事がしやすくなります。
ヘアスタイルは基本的には制限が設けられていない
茶髪でもロングヘアでも許可されています。坊主頭もいました。女性は見た目上から髪を結うことが決められています。
スーパー銭湯でアルバイトをして悪かった点
勤務中は素足で歩かなければいけないことです
水虫がうつることは当たり前でした。冬場は寒くなるためにフロントでは靴下を着用していますが、それ以外は素足で勤務します。男女共関係がなく裸足になります。
女性のスタッフでも男性の脱衣所に入ることもありました
基本的には同性の脱衣所にしか入りませんが、人手不足の場合や緊急時は異性の脱衣所にも入ります。
制服が地味だった。
基本的にはベージュや黒系の制服でサムイの様なデザインでした。男女の区別がなく女子には不評のデザインですが我慢して着ていました。
スーパー銭湯は平日の夜間と日曜祝日はとても混み合います
混雑時のフロント業務は一人では追いつかないため、2人体制になりますがそれでも忙しくなります。
シフト制勤務のために退勤時間が24時を超えることもあります。
スーパー銭湯という商売柄、朝早くて夜が遅いという勤務スケジュールが日常です。社員さんは朝から夜までの通しが当たり前の勤務になっていました。
平日の昼間は暇すぎて帰りたくなる。
混雑と暇な時間の差が大きいことも銭湯の特徴です。暇な時はフロントに立っているだけで家に帰りたい気分になります。
繁忙期とのギャップが大きく、平日の昼間に勤務が続くと夜の勤務に適応できなくなる時がありました。
ギリギリのスタッフで各持ち場をまわしているため、肝心な緊急自体に助っ人がいない。
特に混雑時に限ってトラブルが発生すると社員さんに走ってきてもらうしかありません。できるだけ一人では対処することが求められます。
混雑した脱衣所は埃っぽい。
繁忙期になれば、来館者で芋洗い状態になる脱衣所は埃で一杯です。お掃除できる隙が見当たりませんが一応はふりをします。
来館者の中には不審者やチケットを購入せずに入館してくる悪いお客様もいます。
銭湯という商売柄、フロントでは目を光らせてチェックすることも仕事のうちですが、悪質なお客様もいる場合は警察沙汰にもなることもあります。
スーパー銭湯でアルバイトするにはこんな人がお勧め
- 夜間のアルバイトは、年齢が若くて体力のある人
- ゆっくりした動作よりもきびきびした動きができる人
- 男女、年齢関係なく周囲とのホウレンソウが取れる人
- 大きな声が出せる人
- 冷静沈着な行動が取れる人
- お掃除が苦にならずに掃除も仕事と受け取れる人
以上です。夜間の勤務はお客様の入りが良く館内を走り周っています。できるだけ体力があり健康な人が向いています。
昼間のパートナーさんともコミュニケーションが取れる方がシフトが組やすいようです。
また、一人でも冷静沈着に物事を考えて対応できる人が重宝します。
館内放送も仕事に入るため、声が大きく早口の人が好まれます。掃除の時間が思いの外多いため、掃除の重要性がわかる人も大事です。
この様にあげてみると体力が一番必要になってくるアルバイトです。銭湯の番台で座っている時代ではないということですね。