学生の頃、結婚式場のアルバイトをしていました。主に、披露宴や二次会の会場に使われていたところで、ウェイターをやっていました。
1組の結婚式に様々な人が関わるのですが、その内の1人であることを嬉しく思える仕事です。ただ、いいことばかりではないので、このお仕事の内容、良かった点、辛かった点などをご紹介したいと思います。
結婚式場の仕事内容
自分は、結婚披露宴や二次会に使われる会場のウェイターをしていました。
- 新郎新婦の名前の確認
- テーブルに座る人数、関係性を確認
- タイムテーブルを頭に入れる
- 会場のセッティング
- ゲストのみなさまをお出迎え
- 席までご案内
- ドリンク運び
- 料理運び
- お見送り
やることもたくさんあれば、時間に追われる仕事です。
1日に何件も披露宴が入っているので、1つ終わったら片付けから次の披露宴の限られた時間に完璧に準備をしなくてはいけないのです。
1回1回の披露宴が1人1人最初で最後の一度しかない披露宴なので、プレッシャーと緊張感が常にあるお仕事とも言えますね。
結婚式場で働いて良かった点
一生に一度の幸せな瞬間に立ち会える
結婚式も披露宴の一生の内にその日しかない、大事な1日に立ち会えることはなんと言っても幸せです。
参列されている方々も幸せでいっぱいですね。
たくさんの披露宴を見ることができる
幸せのお裾分けをいただけるのも、もちろんですが、自分がまだ未婚であれば自分のときはこうしたい、これやりたいとイメージを膨らませることができます。
礼儀や作法を学べる
大人として必要な礼儀やテーブルマナーなどを学ぶことができるので、将来困らなくて済みますよ。
シャンパンやワインの栓の開け方から注ぎ方等も教えてくれるので、身につくことは多いです。
結婚式場の辛かった点
覚えることがたくさんある上に、失敗できないというプレッシャー
先ほどもお伝えしたように1日に何件も披露宴が入ってきます。
披露宴と披露宴の間のわずかな時間で、新郎新婦の名前や料理のメニュー名や特徴を覚え、運ぶ際に伝えなくてはならないのです。
「これはなんですか?」と聞いてくる方もいらっしゃるので、なるべく答えられるように頭の中に入れておかなくてはなりません。
素早く丁寧に行動しなくてはいけない
時間のない中で、披露宴会場のセッティングをしなくてはいけません。
テーブルの個数から配置まで式によって様々なので、確認しつつ行います。
テーブルの上のカラトリーも漏れのないように、向きや位置を正確に。
最後にリーダーがテーブルの上を全て確認するのですが、これでOKがもらえないと最初からやり直しになります。
食器類が重たい
食器自体がとても重たいのに加え、料理が乗っているお皿を4枚も5枚もいっぺんに持って行くので、腕が痛くなります。
女性はヒールで長時間立ちっ放し
朝から夜まで、披露宴や二次会の予定がぎっしり詰まっている日は、座る暇もありません。
きちんとした格好で、ヒールも履いているので肩が凝ったり、足が痛くなることもしばしば。
こんな人におすすめ!
- 幸せな瞬間のお手伝いがしたい人
- 身なりに清潔感のある人
- 料理に興味のある人
- スピーディーに行動できる人
- 機転を利かせて、臨機応変な行動のできる人
アクセサリーの装飾(腕時計はOKでした)や明るい頭髪はNGです。
そういったことが守れる方のみになりますね。
結婚式の披露宴会場などは、意外とアルバイトや派遣で働いている人がたくさんいます。しかし、お客様からしてみればそんなことは分かりません。
覚えることもたくさんあり、慣れるまでに時間がかかるのですが、そんなことは関係ないと堂々と働くように言われるので、自信を持って行動することも大切ですね。
自分もまだ2回目のときに、料理の説明が分からなくなってしまったのですが、不安な空気というかおどおどしている感じを先輩に見られていて、注意を受けました。
一生に一度の瞬間にお客様を不安にさせてはいけない、堂々としていなさいと。
だいたい、ベテランの先輩方と組んでやることが多いのですが、先輩方の姿は、堂々としていてとてもかっこいいです。
お手本が側にいるので、安心して働くことができると思います。
また、急にウェイター以外の仕事を頼まれることもあります。
スタッフは日々違うメンバーだったりします。
誰が何をできるかまでは把握してくれていないこともあるので、常にいろいろなところに目を配っておき、突然のことにも対応できるようにしておきたいですね。
体力的にも精神的にも大変なお仕事だと思います。
しかし、その分お給料が良かったり、新郎新婦やお客様の幸せな姿を見られたり、なんと言っても幸せな瞬間に立ち会うことができるので頑張りがいのあるお仕事ですね。
綺麗な会場や綺麗なお料理などモチベーションの上がる要因がたくさんあるので、頑張ることができますよ。
また、その日入っているスタッフと協力しあいながら、1つ1つの披露宴を成功させていくことは、達成感があり楽しくもありますよ。