パチンコ店でのバイト体験談

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パチンコ店の仕事内容は主に「接客」と「清掃」です。

お客様が遊戯しやすい環境を作ること、遊戯したくなる環境を作ることを目標に取り組みます。 店舗にもよりますがドル箱の上げ下ろしや、景品交換、空き台の案内、ジェット流し台周りの清掃、お客様への遊戯案内、トラブルの対応、そしてスタッフの指導を行います。

パチンコ店の良かった点

よかったと感じた点は、100パーセント満足をさせてお帰りになるお客様がいない接客業の難しさを学びました。満足をさせられないけれど、リピーターを作らなければ利益にならない。何をすれば遊戯で満足できなくてもまた来たいと思わせることができるのか。「人の心理」を仕事をしていく中で学ばないとできない仕事。

結果として、私はパチンコ店に居ながら人とのかかわり方を身につけることができました。

何気なく人に言っていた言葉。それがどんな意味になってしまうのかを教えてもらいました。 例えば、お客様が悪い場合であっても自分の意見を言う前に受け止める。これだけでもお怒りになってしまった方をなだめることができますし、スタッフの指導で「分かった?」と聞かずに自分の眼でわかっているかどうかを確認すれば、わかっていなくてミスをしてしまってもどうしたら伝えられるだろうと伝える力が身につきます。 ミスの少ない仕事になれば効率も良くなり、質の良い接客を目指すことができるようになります。

この仕事で悪かった点

シフトが安定しない

時給がとてもよく求人に出され仕事の内容のイメージも「ただ運んでるだけ」と思われていることが多いので採用されても当日で辞めてしまうこともありシフトが安定しないということです。

厳しい接客

私の知っている中では、出社初日の朝礼で退職した人も居るくらい厳しい接客を求められます。 ホール内でもお客様に聞こえるくらいのあいさつ。これがかなりのハードルで、パチンコ店に入ったことの無い人がパチンコ店で働く場合ここで躓いてしまいます。 お辞儀の仕方、ホール内での立ち振る舞い。そして、身だしなみも厳しいのです。 お辞儀も何度の角度ですると決められていて、立ち振る舞いもドル箱の持ち方や歩き方、止まっているときの姿勢が常にチェックされ、全てが自分の評価に繋がります。

身だしなみ

身だしなみも髪の毛の色は勿論のこと、アクセサリーの数も決められています。 制服のシワや、爪の長さなど、「お客様目線」になってきちんとしている状態を常に求められそれができていない場合はホールに出ることもできません。 ここで、何とか頑張れても一番忘れがちな「意識的に笑顔でいる」ことが難しくなります。

勤務中に叱られる

耳につけているインカム。これでスタッフ全員が聞こえている状態になりますがこの状態で勤務中に叱られてしまうこともあります。 しかし、ホールに居ますので決して笑顔をなくしてはいけません。

この仕事に向いている人

メンタルが安定していて、尚且つ強くないとこの接客はできません。 この仕事に向いている人は、「人が大好き」「楽しませたい」「責任感がある」の3つです。 人が好きでも、自分とフィーリングがたとえ合わなくてもお客様として接することができるのかが大切ですし、楽しませたいというのも自分のメンタルが如何なる状態でも元気さを見せなければいけません。 責任感は、自分を採用してくれた思いを忘れずに辛くても1ヶ月は頑張ってみることができることが大切です。

決して、時給がいいからという理由の人には向かないし採用されても現実の厳しさについてはいけないでしょう。 時給の良い仕事というものは、それなりに内容は厳しいものです。 そして、人を大切にして感謝をする気持ちを持っていない人もこの仕事には向いていません。 なぜなら、この仕事は「チームワーク」が全てだからです。